2004-07-01から1ヶ月間の記事一覧

家は借りて住め 本は買って読め(1)

その能力を容易に肌で感じられるものもあれば、そうでないものもある。例えば、短距離走なんかはすごくわかりやすい。誰が見ても明白に記録という形でその人の能力を測ることができる。努力が必要なこともわかりやすい。医者や弁護士は、頭の中に様々な判例…

ムシキング

物事に心からのめりこめるのは子供の特権だと思う。もちろん、周りが見えなくなるまで一つのことに集中できる大人はたくさんいるし、僕も物事によっては夢中になれることはまだまだたくさんあるのだけれど、あの圧倒的な「熱」みたいなものはやはり子供特有…

萌えの形(終)

「芸能人でいうと誰が好み?」合コンとか歓迎会とかに行くと必ず出る質問だ。僕は基本的に空気に合わせようとする人間なので、普通っぽい答えを求められる場所なら伊東美咲とか長谷川京子と答えるし、ヲタっぽい回答を求められる時には松浦亜弥とか石川梨華…

萌えの形(1)

「かわいい〜、かわいい〜」文章にするとすごく伝わりにくいけど、女子高生が連呼するアレ。 何かにつけてこのフレーズを用いたがる。ちょっと髪型を変えた、子犬がやってきた、友人がドジなことをした。はにかんだ。 なるほど。すごく使い勝手がいいと思う…

都心39.5度、観測記録を更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040720-00000205-yom-soci僕が風邪を引いて出した熱の最高でも39度なので、それよりも高かったということになる。まさに真夏日。特異日は普段とは異なる日なわけで、当然ながら天変地異の一種の日なのだけど、こうい…

姥捨て山(終)

子供の頃の記憶はふとした瞬間に蘇る。それが臭いだったり、風景だったり、昔の夢を見たりだったりするならわかりやすいが、全然関係ない雑談の中からふいに思い出が蘇るなんてこともあるから面白い。 それでも、それらの「思い出し装置」を統計的に数えてい…

姥捨て山(4)

20歳になった時、体感速度としては人生の半分が終了した、なんて説がある。 僕もハタチを過ぎて二年間が過ぎたけれど、その説はあながち間違いじゃないなあと思う。歳を重ねれば重ねるほど一年が早く過ぎていくようになっているような気がする。 それはき…

姥捨て山(3)

今、日本人に「現在最も人気のある女性アイドルと言えば?」と聞けばおそらく10人のうち8人は松浦亜弥と答えるだろう。それくらいに一人勝ちをしているし、逆に言えば他に時代の寵愛を受けられるだけの器がいないということだと思う。 では、この質問を幼…

姥捨て山(2)

昔、世の中のあらゆるものが怖かった。特にテレビは怖い番組ばかりだった。夏の風物詩であるところの「恐怖の心霊体験」はもちろんのこと、子供向けのホラー「キョンシーズ」、果ては藤子不二雄の漫画さえ恐ろしくて眠れなくなるような回もいくつかあった。…

姥捨て山(1)

まんが日本昔話より。 DVDを購入予定の方くらいにしかネタバレにはなんないし、そんな人がたまたまここを見る可能性はほとんどないと思うので、簡単にあらすじを。ある村では、60歳を超えた老人は何の役にもたたないのでお山に捨ててこなければならないと…

はじめての日記。

テストから始まるのは何事も変わらないのね。