劇場版 air

arfy2006-08-14

夏が来ると思い出すもの。海、山、花火、浴衣。そんなあなたはまっとうな人生を送っている人。airや夏影を思い出すひと。俺。
京アニ製作のairと時代を同じくしてつくられた劇場版air。酷い、酷い言われ続け結局映画館に足を運ぶことはなかった。でも、京アニのクオリティが神すぎただけじゃないのか?と思えるくらいの度量の広さを身に付けた。そんな今だから劇場版airを見てみよう。
感想。たしかに酷いが、大騒ぎするほど酷いものでもない。というのが率直な感想。「素材が素晴らしいので、多少手を加えたところで食べられないことはない」という例えが適切だろうか。信者くさくて申し訳ないが、ここで京アニなら「素晴らしい素材は、余計な手を加えずそのまま食べるのが一番美味しい。誰もがそう思うところを裏切って、さらに素晴らしい料理を提供する」。
話がそれたけど、劇場版airは素材をなんとか残して調理を行っている。そこだけが救いだった。夏影が流れないのはそれだけで万死に値すると個人的には思うけど、それでもliaの歌はちゃんと使ってた。物語の大筋もいじってない。アニメ版との差別化を図るために、突拍子もない方向へ突っ走ってしまいそうなシチュエーションで、それだけはやらなかったことには賛辞を送りたいと思った。あと、ゲーム版をやってみる気にさせたのも功績。