公人と私人。

私生活の言動の報道(まあ例えば不倫報道とかね)は名誉毀損罪に値するかという問題がある。
簡単に判例というか結論を言ってしまうと、「公人及び私人の中でも有名人に関しては真実ならば報道してもOK」「私人で有名人じゃない人は例え真実だとしてもNG」というものらしい。
だから、フライデーとかでもアイドルとかタレントは顔がバッチリうつっているのに、その友達とかにはちゃんと目線が入っていたりするのかな。ゴシップ記事なんかは真実はほとんどなしで(もちろんゼロじゃないだろうけど)事実をねじまげまくった感じのはとっても多いけどね。
良いニュースは滅多に伝わらない。人の命を救った話でさえほとんど報道はされない。人を殺した話は大きなニュースとして取り上げられる。
悪い話はいくらでもとりあげたいのだ。良い話は悪い話に比べて圧倒的にニュースバリューが低い。その理由はよくわからないけれど、人の目を引くのは圧倒的に悪いニュースだからだろう。商業目的なら当然人の目を引かなければ成り立たない。
報道が増えるってことはそれだけ歪曲されることも多いってことだ。そして悪いニュースに求められるのは悪意だ。とどのつまり、何か他人の攻撃される可能性のある立場にあれば、普通よりも物事に敏感でなければならない。その立場にいる対価として一般人以上のモラルが要求される。1の悪いことをしただけで10や100の悪いことをしたかのように扱われてしまっても仕方のない世界。有名税ってやつだ。恩恵だけもらっといて払うのはイヤですよなんてそんな法理は通らない。警察やお役人がちょっと悪いことしてるのがわかったらそりゃもうみんな全力で叩くでしょ?
っていうのが僕の考え方。まあこれは倫理観とか考え方の問題だからね。僕の倫理観とは異なる人からすれば間違いなのだろうけれど。