北海道旅行1日目(2)〜大沼公園編〜

arfy2004-09-28

函館到着!僕は栃木より北に行ったことがない人間なので自然にテンションは上りまくる。友人も北海道は始めてなので負けじとテンションが上がっているようだ。開口一番こんなことを言ってきた。

「よーし!まずコンビニ入ろうぜ!」

「よし!北海道のコンビニは一味違うに違いないからな!」

東京と全く変わらなかった…orz。
しかし、友人は大満足だったようだ。店員が色白美人だったからだそうだ。さらに9時以降は女性店員は入れないとかよくわからんうんちくを元コンビニ店員の杵柄で話していた。たまたまだろ、んなのと軽く流したらなんか殴られた。理不尽だ…。

宿は大沼公園という札幌から40分くらいの駅にとってあったのだけど、あいにく夜はほとんど電車がない駅のため函館で2時間半ほど足止め。まあこれは事前に調べてあったので函館で晩御飯を食べるため、飯屋を探す。
最初はすぐ見つかるだろうとタカをくくっていたのだけど、全然見つからない。というか魚民とかケンタッキーとか非常に情緒をぶち壊すような飯屋ばかりなのである。そんなん食いに函館まで来たのではないわ!

うに丼かいくら丼が食べたいという話を新幹線の中からしていたのだけど、ようやくそれらしいお店を発見。のぞいてみる。しかし、わけわからんことに客が一人も入っていない。しかも、店主はテレビを見ながらだらだらしている。いかん!全然やる気が入ってない!ていうか俺らとテンションが合ってなさすぎ!

北の街を失意と共に練り歩く。
「もうハンバーガーで妥協しね?」
「せめて松屋にしようよう。」
「いや、松屋さえ見つからないぜ。」
「なめてんなこの街は。」

後でわかることなんだけど、海鮮系の丼物は鮮度の高い昼間のうちに店を閉めてしまうところが大半みたい。たしかにそうだよねえ。せっかく取り立てのものを出せる地理環境でわざわざ鮮度の落ちたものだそうなんて店は少なくて当然なのかもしれない。

そろそろ時間的にもヤバいとあせりだすなかでようやく一軒のお店を発見。家族でやってる居酒屋という感じだけれど、常連以外は入りにくいという雰囲気でもなく非常に良い感じ。そうそう、こういう店を探してたんだよ僕達は!
座敷の横の席には明らかに地元の人と思われる家族連れが。若い夫婦と4歳くらいの娘さん。旅先では人と触れ合った方が断然に楽しいのだけど、時間がなかったのと、言うこと聞かない娘に対して奥さんがブチ切れまくっていたのでとりあえずスルーする。

僕と友人はうにいくら丼、三平汁、ごっこ汁、それにビールを頼む。とてつもなく大きな期待をかけていたのだけど、それを上回るほどの美味しさ!特にいくらが絶品で、口の中でのはじけ方が半端でないほどの弾力性なのである。すげー、この弾けっぷりは首領パッチ並だぜ!とか言いながらもくもくと食べる。

その後時間きっかりに電車に乗り大沼公園行きの電車へ。途中、乗っていると次々と女子高生とおぼしき人が「久しぶり〜。」「あ〜、久しぶり〜」と次々と乗り込んできた人が挨拶している。
電車がほとんどないから、知り合いに嫌でも会ってしまうんだねきっと。早くもカルチャーショック。都会っ子にはちょっと新鮮な光景だった。

ようやく大沼公園に着いたけど、人っ子一人いない。まるでゴーストタウン。タクシーが2台くらい通ったけど予約済みだったようで乗れない。仕方ないからホテルに電話してタクシーを呼んでもらうことに。
タクシー待ってる間に、なんか変な乗用車が駅前にやってきて停車している。人は降りてこない。友人が「あの車、絶対やってるって!車内でやってるって!」と中学生のようなことを言い出す。それならわざわざ駅に来る意味ないじゃんよう。

やけによくしゃべる運転手のタクシーさんに乗せられてホテルへ。夜も遅く、旅の疲れもあったので即寝。良い宿とったのに即寝とは実にもったいない…。ホテルボーイも「なんでいまさらお前ら来てんの?」という顔をしていた。

最後にトラックバックてすと。
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